〜年間1000t以上の堆肥を作る弊社が教える〜
土作りの為の堆肥の作り方
良い堆肥がなかなか作れない、、
堆肥の作り方をしりたい、、
今回はこんなお悩みのを解決する、土作りの為の完熟堆肥の作り方を解説します。
マニュアル:PDFファイルのダウンロード
①原料の準備/混合
原料の堆肥と植物系有機物を原料を準備する。炭素の多い植物系の稲藁やススキ、籾殻を堆肥に混合することにより、C/N比(窒素炭素比)を調整して発酵を促す。発酵前の段階で稲藁やススキを混合し発酵工程に入る。
ポイント
①C/N比は20前後になるように調節する。
②1次発酵では水分は60%~70%目安に調節する。
③水分調整やC/N比調整にススキや稲藁を用いる。
*雑草でも可能だが種子の処理に注意する。
*60度以上で3日間発酵を続けることで雑草の種子を死滅させることができる。
②切り返し(1次発酵)
原料を混合したら、定期的に酸素を送り込む為に切り返しを行う。1週間に1回は切り返しを行う。1度切り替えして発酵が始まり1週間程すると発酵が止まるので、再度酸素を送り込む必要がある。1次発酵は約1ヶ月間発酵を行う。その後2次発酵に進む。
ポイント
①1次発酵は1ヶ月ほど発酵させる。
②1次発酵時の発酵温度は60度~70度。
③1次発酵時には水分は付け足さない。
*発酵温度は上げても75度までが理想。
③切り返し(2次発酵)/温度調節
2次発酵も1次発酵の時と同じように1週間~10日に1回の切り返しを行う。水分が抜けてきたときに「菌の液」を10倍希釈で加水する。原料1tに付き20Lの水に菌の液を2Lを混合して散水する。さらに発酵が促進されて完熟に近づく。
ポイント
①2次発酵段階になってから菌の液の散水を行う。
②温度は2次発酵でも60度~70度を目処にする。
③匂いや手で握って変化の感覚を覚えておく。
*原料によっても発酵温度や水分率が変わってくるので、作っている本人が感覚でも覚えておくことが堆肥作りには大切。
④完熟堆肥完成
水分量で40%~50%になり発酵温度が40度以下になれば土作りの為の堆肥の完成です。このときにアンモニア臭などの刺激臭が殆どなく、手で握ってもサラサラに近づいていれば成功です。土作りの為の堆肥には雑菌と雑草種子の死滅が大切です。
ポイント
①発酵温度が40度以下になるように作り込み。
②アンモニア臭がしないか確認する。
③乾燥堆肥と完熟堆肥は全く違うので水分量だけでは判断しない。
④完熟堆肥を感覚で覚えておく。
この記事で使用した資材はこちら
・菌の液
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